ラダックからスピティへ③
Day ②キーロンから、その先
朝からシトシトと雨。
キーロンの汚い宿でチャイを飲んでバスを待ちます。
まずスピティへの分岐点、グランプーへ。マナリからスピティへのバスがグランプーを通過するのが10時頃。ということで6時半のバスで出発。 ※4時半のバスもありました
キーロンのバススタンド。
11年前にバスでマナリからレーへ行った時も、夜遅くに着いて早朝出発だったので、キーロンのことはバススタンドの記憶しかない。今回も。。
定刻通りにバス出発。途中で大量の荷物をピックアップして屋根にくくりつける作業があって20分くらいロス。
しばらく走ってコクサルで朝ごはん休憩。。朝ごはん休憩、必要??!
グランプーでバスを捕まえなければならない私はどきどき。
まさかまた戻ってくることになるとは知らず。。。
休憩を終え、しばらくぬかるみ道を走ったところで突然、グランプーだと告げられました。屋根にくくりつけられたバックパックを取りに上がり、必死に下ろしてる途中でバスが動き出し、車体をガンガン叩いて止めてもらい、荷物と共に降り立った場所は、
ただの路上。。。
町でも村でもなく、ただ道があるだけ。。
岩場でトイレ。
マナリからのバスも悪路のため遅れていて、何もない路上で岩に座って待ちます。
同じくカザへ向かう家族
スピティへと続く土の道
11時にマナリ→スピティ行きのバスが到着。乗客は7割くらい。バックパックも持ち込みOKでした。
ところが。。
分岐点で止まったままバスが動かない。待っても待っても動かない。
聞くと、スピティへの道が土砂崩れでcloseしているとのこと。。
数台のジープが引き返してきて、「無理だよ」と。バイカーも引き返してきて諦め顔。
少し進んですぐに土砂崩れポイントがありました。
行けそうな気がしなくもないのに。。
私と、幼い子どもがいたインド人夫婦、チベット系の顔の女子2人以外は全員、道路の状態を確認しに遠く遠く先の方へ歩いて行ってしまいました。
みんな戻ってこない。
どこまで行ったんだろう?
もし昼から出発したら、夜中にカザに着くのだろうか?
引き返すとしたら、キーロン??キーロンなんか戻りたくない。
もうスピティ行かなくていいんじゃない。。
暇を持て余して、色んなことを思いました。。
みんなが戻ってきたのは16時すぎ。大きな土砂崩れが起きてるので、あしたもどうなるかわからないと。。
その後、バスが動いたのは18時すぎ。前ではなく、後ろへ引き返し始めました。
向かったのは、朝ごはん休憩で止まったコクサル。こんなダバだけのところで??と思ったら、ダバの裏側にテントが建てられていて、泊まれるようになっていました。
500Rs テントの内部は大きなベッド一台のみ。共同トイレは外。シャワーは見当たらず。。
川を挟んだ向こうの岩場の灯りは、ゴンパでしょうか…
バスは明朝10時にカザに向かって出発とのこと。これから重機が入って明日までに道路を復旧するのだそう。
隣りのテントに子連れインド人家族が入ったので、何となく安心。連日の移動での疲れもあって、すぐに眠りにつきました。
あしたはスピティ。無事カザにたどり着けるのでしょうか。。